受験生の親のコミュニケーション術 1
中学・高校、受験に失敗したら…
「それは慰めの言葉ですよね」
「現に世の中、結果が重要視されているじゃないですか!」
「井上さん(仮名)その通りです。でも今はその時、春樹君の
自己肯定感を傷つけないコミュニケーションの取り方。
もっとはっきり言えば、慰めの言葉の話をしよるんですよね」
すると井上さんはハッとされたようで、「すみません、そうでした…」
と言われ、結果がすべて左右してきた、ご自身の理不尽な体験の話
をされました。
そして、そのことが嫌な思いでとなり、春樹君に同じ思い、体験を
させたくないと言う話をされました。
これは私とあるクライアントの方とのセッションで交わされた言葉です。
受験に失敗した話をすると
「縁起でもない!!」
そう思われるかもしれませんが、とても重要なことなんです。
合格をしたら無条件、手放しで喜べばいいでしょう ^^
「やった!」「よくやった!」と感情的に褒めればいいんです。
しかし、残念なことに不合格であったのなら、お父さんお母さんは、
ここ数日間~数週間、コミュニケーションの取り方に気をくばる必要があります。
ここ数日間~数週間のコミュニケーションの取り方が、今後の人生を左右する
と言っても言い過ぎではないくらいです。
ここでコミュニケーションの取り方に失敗すると、自己肯定感を
もてない子になったり、健全な自尊心を失わせ、人生についても
否定的な考えになりがちだと言われています。
さらにそれだけではなく、受験で自分を振り回した、大人達に強い
不信感を抱くこともあり、今後の人生においてもトラウマとなり
なにかというと親のせいにし「大人が悪い」と親に暴力をふるうよう
になった実例もあります。
これは、決して大げさな話ではありません。
このようなことは大なり小なり頻繁に起こりがちなことです。
私の周りだけではなく、みなさんも身の回りで、そのような
体験や話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
特に小・中学校受験の場合、子どもだからすぐ忘れるだろう等と
安易に考えているのならなおさらです。
しっかりとフォローしてあげることが必用です。
それでは残念ながら不合格だった場合、親が避けなければ
ならないNGから紹介します。
受験に失敗して1番悲しいのはもちろん本人ですよね、
本人が1番落胆しています。
ですから、
子ども自身が試験に落ちて恥かしいという気持になったり
親に申し訳ないという気持にさせることはNGです。
まずはこの2つが避けなければならないことです。
“恥かしいという気持にさせる”と言うことは、
近所や友達、親戚に合わせる顔がないというニュアンスの入った言葉
を使ったりすることです。
直接この言葉が入ってなくても、薄っすらとでも感じ取ることができるのなら
NGです。
また“親に申し訳ないという気持”にさせるとは
自分はだめな子なんだと思わせないということです。
これは、兄弟、友達、など誰かと比べることです。これも同じく、
直接この言葉でなくても、うっすらとでも感じ取ることができるのなら
NGです。
それと、「私達はあなたの為にこんなに一生懸命がんばったのに」という
親の努力を感じ取らせることもNGです。
親は子どもの為に、何かするのは当り前ですので、見返りを求める
ような言葉はNGです。
きっとそんなつもりで言葉にする親御さんはいないと思います、
あからさまに子どもに不満をぶつけるような人は、はじめから
このようなサイトを訪れることもないでしょう、
しかし愚痴のようについ口にしてしまうことは、自分では
気づきにくいものです。
お父さん、お母さんも悲しいでしょう、悔しいと思います、しかしここは
ひとまず大人なのでぐっとこらえて下さい我慢です。
大人の感情を無視したものになりますが、ここでの優先順位の1番は
やはり子どもです、こらえて下さい。
先程も言ったように、何気ない大人の言葉や行動は子どもを傷つけてしまいます。
そしてそれは、言葉ではなくノンバーバルな分部に出がちです。
ノンバーバルとは言葉以外で相手に伝わる分部のことです。
表情だったり、声のトーンだったり、態度のことです。
実はここが1番重要な所です。
気をつけるところです。
ですから両親が、落胆した表情をしたり涙を流す姿をみせることは
NGです。
泣いたというご両親は多く、陰で泣いて隠したつもりでも、
子どもには伝わり、見抜いています。
子どもは親の顔色に敏感です。
このノンバーバルな分部に関しては、即席での対応が難しいかもしれませんが、
今ここで心構えをしてみて下さい。予備知識が全くないよりはましです。
親がそれほど真剣になっていたんだ、というその態度が子どものばねになるのでは?
というご意見を頂いたことがありましたが、たしかにそうです。そのような子も
います。しかし一発勝負の受験でばねになるか?健全な自尊心を失わせ
自己肯定感のもてない子になるか?の賭けともいえるような、コミュニケーションの
取り方はけして得策とはいえません。
そのような、親の愛情表現は他にもありますし、負けることをしることで
ばねにすることを学んで欲しいなら、何度かチャンスがある、スポーツやクラブ
活動で体験させるのがいいでしょう。
毎日の練習で積み重ねてきたものが、壊れたとしても再起できる試合がれば
自己肯定感を取り戻すことは出来ますが、中学受験、高校受験は1発勝負です。
1回しか有りません。だからそこで試すのは危険です。
今回は気をつけなければならないNGを書きましたが、
全ての子に当てはまるというようなマニュアルではありません
それを理解した上で参考にして下さい。
それをふまえたうえで次回は、じゃあどのような態度で接するのがよいのか
について紹介したいと思います。
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